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コムロミホ先生が選ぶ「学生フォトコンテスト2026」入賞作品

フェア・イベント

学生フォトコンテスト2026 入賞作品

 

この度は、「コムロミホ先生が選ぶ デジカメフェア2026 学生フォトコンテスト」にご応募いただき、誠にありがとうございました。
全国の学生の皆様から多数のご応募を賜り、心より御礼申し上げます。
厳正なる審査の結果、入賞作品が決定いたしましたので掲載させて頂きます。
なお、各作品は2026年7月11日(土)に開催された「デジカメフェア2026」(名古屋市中小企業振興会館 吹上ホール)にて展示させていただきました。

グランプリ

「託」

今井 二胡

表情を画面いっぱいに捉えたシンプルな構図だからこそ、この一瞬に込められた物語へと想像が広がります。緊張感をたたえた表情と、本番へ向かう勇ましさが、モノクロならではの豊かなトーンを通して力強く伝わってきます。サイド光を巧みに生かしたことで陰影が生まれ、肌の質感も立体的に浮かび上がっています。被写体の心情がストレートに見る人へ届く、完成度の高い素晴らしい作品だと思います。

 

準グランプリ

「ゴーストハンター」

河合 叶愛

漆黒の中に猫の瞳が浮かび上がる、美しい作品だと思います。光の読み方が非常に巧みで、その光を最大限に生かすための構図やカメラ設定にも高い完成度を感じます。その結果、グランプリ作品と同様にシンプルな構図でありながら、猫の瞳の美しさや毛並みの質感、そして生命の力強さまでもが鮮やかに伝わってきます。一瞬の光を見逃さず、的確に作品へと昇華させた撮影者の観察力と表現力が光る一枚です。

 

メーカー賞

ニコン賞

「ゆれる心」

髙橋 陽菜

背景の夕焼け空に露出を合わせることで、手前の人物が淡いシルエットとなり、印象的な表現になっています。わずかに見える表情から、この瞬間に秘められた物語を想像したくなります。やわらかく吹き抜ける風が髪をなびかせ、タイトル「ゆれる心」の通り、彼女が抱える想いや揺れ動く心情まで感じさせる作品です。

ニコン賞

「共に歩む」

杉山 暁飛

沈みゆく夕陽を背景に立つ二人の姿が印象的な作品です。その佇まいと背丈から、長い時間を共に歩んできたご夫婦のように感じられます。タイトル「共に歩む」の通り、これまで二人で重ねてきた時間や、これから先に待ち受ける未来へと思いを馳せたくなる、温かく余韻の残る一枚です。

ケンコー・トキナー 賞

「帰路は同じ道で」

吉田 萌恵

何気ないワンシーンですが、ゆっくりと流れる時間や、長閑な畦道の空気感が伝わってくる作品です。縦構図によって道の奥行きが強調され、広く取られた空の空間が穏やかな時間の流れを演出しています。モノクロ表現が加わることで、どこか懐かしさを感じさせる一枚に仕上がっています。

ケンコー・トキナー 賞

「黒面の従者」

藤原 未悠

広角レンズを巧みに生かし、低いアングルから撮影することで、手前にいる犬の愛らしさだけでなく、背景に写る鎧姿の人物が勇ましさを引き立てています。遠近感を効果的に取り入れ、ユーモアと力強さが同居する印象的な作品に仕上がっています。

OM SYSTEM 賞

「ひとときの静寂」

横山 慎吾

全体をシックな色合いでまとめることで、中央にいるカラフルな野鳥へと自然に視線が導かれます。また程よいコントラストにより、鳥の羽の繊細な質感や木肌の豊かなディテールも丁寧に描写され、自然が持つ美しさを見事に引き出した作品です。

OM SYSTEM 賞

「冬の助け人」

大塚 菜南子

鳥の影絵を作る人物と鳥が対話しているような、幻想的な一枚です。窓枠を大胆に画面いっぱいに取り入れることで、室内と外の世界が対比され、背景の雪景色がより印象的に映し出されています。寒色に整えた色合いが冬の厳しさを引き立てながら、静かで詩的な世界観を感じさせる作品です。

ソニー 賞

「もう帰るの?」

前坂 洸太

不満そうにこちらを見上げる子供の表情が、とても愛らしい作品です。周囲を暗くし、高い位置から撮影することで、背景をシンプルな地面だけに整え、自然と表情へ視線が集まります。タイトル通り「もう帰るの?」と語りかけているような、子供らしい素直な感情が伝わる一枚です。

ソニー 賞

「戻れない今を、生きてる」

礪波 亮磨

山に囲まれた美しい街を眺めながら、彼は何を思っているのか。その後ろ姿から、さまざまな想いを想像したくなる作品です。表情が見えないからこそ、見る人それぞれの物語が広がります。タイトルに込められた「戻れない今を、生きてる」という想いが、静かな情景の中から深く伝わってきます。

パナソニック 賞

「向こう側」

辻川 実結喜

手前のフェンスを大胆に配置することで、菱形の隙間から見える風景へと自然に視線が導かれる作品です。車線やガードレール、電柱など、画面内に存在するさまざまな線が美しく構成され、日常の風景をデザイン的に捉えた魅力的な一枚になっています。

パナソニック 賞

「煌めきの中で」

川原 凛花

魚眼レンズを巧みに活用することで、手前の金魚の存在感を際立たせながら、背景に映り込む色とりどりの被写体によって、まるで宇宙のような異空間を演出しています。高い彩度で仕上げたことにより、幻想的な世界観がさらに強調され、独創性のある一枚になっています。

シグマ 賞

「初雪」

大場 麻清

雪に染まった白い背景の中で、ピンクや赤のかわいらしい洋服をまとった女の子の表情が印象的な作品です。寒さよりも、初雪で遊ぶことへの期待や喜びが伝わってきます。女の子と同じ目線で撮影することで、雪景色の広がりと無邪気な表情が対比され、冬の訪れを感じさせる温かみのある一枚に仕上がっています。

シグマ 賞

「17」

入田 充央

雨上がりの何気ないワンシーンですが、硬質なモノクロ表現によって、太陽の煌めきが感じられる幻想的な作品になっています。校庭の水たまりに映る空や、手前のタイヤに宿る光が印象的で、雨上がりの清々しさとともに、これから未来が開けていくような希望を感じさせる一枚です。

キヤノン 賞

「わるだくみ」

北村 亜欧衣

高く積み上げられた本を背景に、おしゃれな外国人の二人が穏やかに会話を楽しむ姿が印象的な作品です。あえて手前の店内空間を広く写し込むことで、店の雰囲気や空気感が伝わるだけでなく、奥にいる二人へ自然と視線が導かれます。日常の一場面を温かく切り取った一枚です。

キヤノン 賞

「アンコールは私の為?」

阿部 未空

赤い照明に照らされたステージ上で演奏する彼の姿が想像できる、臨場感あふれる作品です。ギターへ大胆にクローズアップすることで、そこから奏でられる音色やライブ会場を包む熱気までも感じさせます。限られた情報の中に、音楽の力強さや瞬間の高揚感を表現した一枚です。

ハクバ 賞

「一瞬の舞」

帆山 結姫

水際で遊ぶ子供をシルエットとして捉え、夕暮れ時の光の美しさを見事に切り取った作品です。夕日の反射を巧みに生かすことで、シルエットになった子供の存在感が際立ち、立体的な表現につながっています。また、水面だけでなく、光を受けて輝く手前の小石まで広くフレーミングしたことで、奥行きと広がりを感じさせる印象的な一枚になっています。

ハクバ 賞

「分岐点」

木野本 楓香

空を背景に2枚のミラーをデザイン的に配置したシンプルな構図ですが、左右のミラーに写り込む道によって、街の雰囲気や広がりが伝わってきます。分岐点から見えるそれぞれの道の表情が、見る人の想像をかき立て、写真に楽しさと奥行きを与えています。

リコー 賞

「勝ったらお菓子ちょうだい!」

吉川 桜空

山へと続く道を走る、赤と青の洋服を着た子供たちの姿が印象的な作品です。夏らしい自然の豊かな色彩の中に、遊びながら進む子供たちの姿が溶け込み、長閑な時間の流れが感じられます。自然の美しさと子供たちの無邪気さを丁寧に捉えた、温かみのある一枚です。

リコー 賞

「囚われ」

松岡 璃乃

モノクロだからこそ引き出された、光と影の面白さが印象的な作品です。少し大人びた雰囲気を感じさせる幼い表情に影が重なることで、どこか不穏で想像力をかき立てる世界観が生まれています。明暗の表現によって、被写体の内面まで感じさせる魅力的な一枚です。

タムロン 賞

「手の中に春」

馬渕 陽平

愛情を持って筍を収穫する男性の表情に、自然と視線が引き寄せられます。目線よりも低い位置から撮影することで、筍を見つめる優しい表情だけでなく、背景の竹藪まで写し込み、その場の情景や空気感が一枚の中に見事に表現されています。また、タイトルの工夫も素晴らしく、寒い冬を越え、暖かな春を迎える喜びまでも感じさせる作品です。

タムロン 賞

「滲む春と鋭い軌跡」

滝 健辰

オレンジ色の花を前ボケに取り入れ、颯爽と走る列車のオレンジの色彩が印象的で楽しい一枚です。列車そのものを撮影するだけでなく、手前の花の色を効果的に生かした発想が素晴らしいです。また、流し撮りによって動きのある瞬間を的確に捉えており、日頃から積み重ねてきた技術と鍛錬が感じられる作品です。

エツミ 賞

「自信を纏う努力」

山本 彩叶

暗い教室の中で、プロジェクターか何かによって投影されて像をうまく活用して、一枚の作品へと仕上げています。白い部分に像が強く写し出され、タイトル「自信を纏う努力」と重ね合わせることで、今の自分を形づくっているものは、過去の積み重ねや努力であることを感じさせる、コンセプチュアルで余韻のある一枚です。

エツミ 賞

「朝露」

井上 佳音

美しい被写体は、日常の中にも数多く存在しています。しかし、その魅力に気づかず通り過ぎてしまうことも少なくありません。草についた一滴の水滴を丁寧に切り取った作品ですが、的確な構図とカメラ設定によって、水滴の輝きや繊細な美しさが見事に引き立てられています。身近な瞬間に目を向ける大切さを感じさせる一枚です。


 

佳作

佳作1

「自販機の人」
白井 完宜

佳作2

「夢を彩る」
佐口 智美

佳作3

「ヒーローごっこ」
髙橋 はのん

佳作4

「炎のような夕日」
丸井 結愛

佳作5

「たわむる」
鈴木 詩渚里

佳作6

「空をカラフルに」
廣川 香音

佳作7

「三つの空席、その先へ」
彦田 睦生

佳作8

「ラムネワールド」
岡崎 海空

佳作9

小松田 唯夏
「未来を測る」

佳作10

「君と、夏。」
濱田 和妙

佳作11

「Swimming the sky」
三宅 惇生

佳作12

「ひとり咲き」
佐藤 心音

佳作13

「赤の閃光」
青山 拓

佳作14

「しるし」
夏目 実奈

佳作15

「夕日に向かって走るんや!」
荒川 心々美

佳作16

「富士、風を纏う」
川﨑 裕理恵

佳作17

「境界線」
小杉 ゆん

佳作18

「ハイタッチ!」
本間 匠

佳作19

「孤独に待つ」
川上 夏希

佳作20

「いらっしゃい」
加藤 和奏

 

3次予選通過リスト

学生フォトコンテスト3次通過リスト

【総評】

今回、皆さんの作品を拝見し、写真とは目の前の瞬間を記録するだけではなく、撮影者が感じた想いや視点を形にする表現であることを改めて感じました。何気ない日常の一場面から、自然の美しさ、人の表情、時間の流れまで、それぞれの視点で丁寧に切り取られた作品が多くありました。同じ風景や出来事であっても、どこに目を向け、どのように構図を作るかによって、写真は大きく変化します。今回選ばれた作品には、光や色、構図といった撮影技術だけでなく、その瞬間に何を感じたのかがしっかりと写し込まれていました。写真の魅力は、見る人に新たな物語を想像させる力にあります。これからも日常の中にある小さな発見を大切にし、ご自身だけの視点で世界を切り取る楽しさを追求していただければと思います。