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デジカメフェア 学生フォトコンテスト2023入賞作品

フェア・イベント

コムロミホ先生が選ぶ入賞作品 学生フォトコンテスト

 

「コムロミホ先生が選ぶデジカメフェア2023フォトコンテスト」にたくさんのご応募をいただき誠にありがとうございました。

コムロミホ先生が選ぶデジカメフェア2023フォトコンテストの入賞作品を掲載させていただきます。

山田 真生
「夏の日」

構図や絵作りのこだわりを感じる写真です。遠くを眺める先にはランニングをする2人が写っています。背景にはダイナミックな夏空が写り、橋と島をバランスよく配置しているため、奥行きの伝わる一枚に仕上がっています。一枚の写真からストーリーが広がり、いろんな想像が膨らんでいきます。淡く優しいトーンの色作りが、青春の一コマを凝縮したような一枚に仕上がり、見る者にさまざまな感情を与えてくれます。


廣部 美咲
「放課後のひととき」
-ニコン賞-


隅 想太
「さようならキハ85系」
-タムロン賞-

映画のワンシーンのような美しい一枚です。暖かく包み込まれるような夕日の美しさと、黄金色に輝く廊下がとても美しいです。シンプルな構図だからこそ、2人の関係性に想像が膨らみます。線を真っ直ぐになるようにしっかりと水平も取られているので画に安定感があります。

「さようなら」と題されたこちらの写真には清々しく走りゆく列車の勇ましさを感じることができます。列車を三分割構図になるように配置することで、列車の勇姿だけでなく、青のグラデーションの美しさも表現することができています。写真としての完成度も高く、列車への愛を感じる一枚です。

石井 颯雅
「雨上がり」
-OMシステム賞-

石黒 莉香乃
「ヒヨドリと桜」
-ソニー賞-

傘に残る雨粒と太陽の日差しがとても美しい一枚です。露出が難しいシーンだと思いますが、逆光で撮影することで雨粒に光が反射して、一粒一粒の質感を高めてくれています。少し暗めの露出感にすることで女性の後ろ姿がシルエットになり、独特な存在感のある写真に仕上がっています。

ヒヨドリをしっかりと観察しながら、とても良いシャッターチャンスを選んだのではないかと思います。空を見上げるような目線と満開の桜が美しい一枚です。前ボケには光が当たっている桜を選ぶことで、春の日差しの暖かさも感じることができます。

服部 史典
「花とハチ」
-リコー賞-

北原 朋浩
「緑のあいだに」
-エツミ賞-

水面にハチがいることで、背景のタイルが歪み、花に止まって蜜を吸っているかのような印象がおもしろい一枚です。青と黒で構成された写真はスタイリッシュでモダンアートのような美しさがあります。おもしろい視点をお持ちだと思いますので、その遊び心をいつまでも持っていてもらいたいです。

葉の間から見える鳥居の存在感があります。少し暗めの露出感にすることで、重厚感が生まれ、厳粛な神社の印象が伝わりやすくなります。鳥居だけを撮影するのではなく、手前に前ボケである葉をフレーミングすることで、奥行きが生まれ、緑のグラデーションの美しさを表現できています。


北村 亜欧衣
「ピンクブルー」
-パナソニック賞-


柳生 陽音
「喧嘩勃発」
-キヤノン賞-

放課後の静けさと、夕方のやわらかい光がとても美しい一枚です。窓の外に露出を合わせているため、教室が薄暗く写り、机に反射する光が際立っています。窓枠をシルエットにした額縁構図により、外の光へと視線誘導されます。人が写っていなくても人の存在感を感じさせる印象深い写真です。

迫力があって、とてもインパクトのある写真です。このシーンはコントラストのあるモノクロで表現したことで、目に映る光や毛並みやロープの質感が際立つ一枚に仕上がっています。大胆に牛の顔をフレーミングすることで、頭を突き合う姿がダイナミックに表現できています。


鈴木 愉久
「その先へ」
-シグマ賞-


齊藤 安漣
「樵」
-ハクバ賞-

地下へと続く階段を撮影したのでしょうか。普段なら通り過ぎてしまうような場所も技巧を凝らすことで一枚の作品へとしっかりと仕上げています。光の読み方が素晴らしいです。階段に当たる光の筋、隙間から見える太陽を配置し、斜線構図にすることで、写真に動きが生まれています。

このシーンは縦で撮影することで、木を切る男性の姿にストレートに目がいく写真に仕上がっています。また男性と同じ目線の低い位置から撮影することで、背景にその場の状況が写っています。シンプルな構図ながらも、どう撮影したら樵の迫力を表現できるかをしっかりと考えられた一枚です。

乾 颯真
「家路」
-ケンコー・トキナー賞-

アイディアが素晴らしいです。水面に写るシルエットを写すことで、幻想的な写真に仕上がっています。全体的に暖色に仕上げることで、夕方であることが伝わりやすくなり、自転車のシルエットが水面に映るタイミングでシャッターを切っているため、シルエットの人物を中心に「家路」のドラマが膨らんでいきます。


岡田 憂夏
「静かな光合成」


加藤 和奏
「ゆれゆれ女の子」


山本 峻輔
「蒼い夜桜と光跡」


山本 知佳
「異世界の入り口」


青山 拓
「夜を漕ぐ」


青山 美咲
「はばたけ」


青木 翔矢
「海際の黄昏」


増田 悠来
「撮影の裏」


中島 穂乃花
「虹色umbrella」


比江嶋 由美子
「明日へ」


平井 亜斗夢
「終わらない、きっと。」


堀田 若芭
「勲章」


木下 優空
「空まで届け!」


櫻 翔大
「珠玉の雫」


髙間 亮太
「振り返り美人」

 

3次予選通過リスト

【総評】


今回は学生フォトコンテストにご参加いただきまして、ありがとうございました。そして、受賞した皆さま、おめでとうございます。素晴らしい作品ばかりで、かなり悩みながら選考しました。今回は被写体の写り方だけでなく、背景とのバランス、絵作りを重視しながら選びました。構成をしっかりと練った写真や瞬間を捉えたインパクトのある写真など、一枚一枚にさまざまな想いが写っていました。写真は思い出を残してくれたり、自分が思い描いたものを作品という形で表現することができます。写真には正解不正解はありません。今だからこそ撮れる写真をたくさん撮って、未来の自分のためにたくさん残してください。これからの皆さんの活動を楽しみにしています。

 

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